シャーマンに興味のあるあなたへ

シャーマンとは、古代よりつむがれた大自然とつながる力であり、そのための導管となることでです。
地球や大自然が物理的にもエネルギー的にも多くの痛みを受けている現代において、シャーマンであるということは人類意識・集合無意識・宇宙意識にまで至って大自然の叡智と共に癒しの能力を用いることができます。

つまり、シャーマンの仕事は自らするというよりは、導管としてあることでその仕事をさせられるという表現が正しいでしょう。

広義ではシャーマンは人間の全てに言えることです。しかし狭義では、自らの意思をもって選択する事のできない領域にて「霊的に使われる」立場です。
自ら望まずともそれをしなければならず、そこに本人の自我や意思を反映することができません。 もしそれに抗えば、受け入れるまで心身を病む(巫女病など)ことになるか、死を受け入れるかという状況に立たされる人も少なくありません。

かつてのシャーマンは自分の身の回り、家族や部族を敵から守り癒していくために4つのエレメントをはじめとする大自然の法則、宇宙の法則や実際的に大地・火・水・風を操り、これらのエネルギーの中から、目の前の状況に合わせたトーテム(シンボル)を呼び出し、召還させる役目を担っていました。
それらにアクセスできる強力な力を持つために、等しくプロテクションの能力を持つことも必要とされます。

シャーマンは常に中庸であり、正しくバンダリ(境界線)を求められると同時に、多くの破壊的な闇や攻撃的エネルギーに対して、それを受け取ることでバンダリを学ばされるため、トーテムを呼び出すことで自らを守ることも必要となります。

また、すべてと繋がるというバンダリのない世界に身を投じながら、酷い影響を受けない・・・というよりは、影響を受けて痛みに耐えなければならない状況となっても、闇を癒し祝福することの喜びがその痛みに勝るのであればシャーマンとしての使命を持っていると言えます。 これにはかなりの覚悟が要されるでしょう。

シャーマンとは

axi001シャーマンとはシベリアのツングースカ(現在は消滅したウラル・アルタイ語の部族)の言葉が語源です。古く長きにわたり存在するアメリカ先住民族の文化におけるメディスンマン、メディシンウーマンもまた一部はそのような立場です。

彼らは先史時代以来、世界中に存在する伝統的な信念と地球・大自然に基づく生き方から誕生したと考えられています。

シャーマンは、治療家、予言、霊視、スピリチュアルリーダー、預言、学者、カウンセラーといった役割を持っており、部族社会が正しく導かれるようにしていく役割を担った人々です。

宗教家や人類学者の一部は、シャーマンとは「middle man(仲介人)」であると位置付けています。それは私たちが暮らしている次元とスピリチュアルな霊界を結びつける仲介人という位置付けで説明しています。。

古くからシャーマンはどちら世界にも行き来が可能であり、多くがトランス状態になって霊的世界を旅する傾向があとされており、ひとたび彼らが(彼岸と此岸、現実世界と霊界の)橋を渡ったら霊界から必要なガイダンスを見つけてきます。
こういった伝統は先史時代から続いています。

天候をコントロールしたり、夢(ヴィジョン)を解釈したり、星を読んだりするシャーマンもいます。
このような様々な領域の知識を持ち、多次元的な知識を持っているのは、彼らのシャーマニズムの側面が宇宙領域をパワーの源としているからなのです。

パワーはまさにパワー。能力は単に能力です。
しかしそれらは人間によって行われるものであり、それ自体は良いパワー、良い能力と同時に悪しきものも同等にあることを忘れてはいけません。

シャーマンはそのどちらも使うことがでますが、その先はシャーマンの領分と素質と良識の問題なのです。

シャーマンの目的

8574519977_72227e690b_bシャーマンの役割は世界で最も古いスピリチュアルな文化習慣の1つです。
彼らは様々な目的、様々な方法を用い、多くの人々はそのような彼らのパワー、能力、知識が彼ら自身のものであり、それらに精通しているというシャーマン自身の所有物として考えていますが、そうでもありません。

シャーマンは現実世界と霊界の間の伝達者としてのパワー(エネルギー)をもっていて、必要に応じて天地の仲介人となります。よって、そのシャーマン自身が持っている能力は「仲介人」「導管」であるということでしょう。

別の言い方をすれば、「いのちの源」からもたらされる仕事をさせられる立場であり、シャーマンは意志を持った宇宙の道具です。

またそれは生まれ持って身についている能力であること、修練によって身につくことなど多岐に渡りますが、そもそも彼らの魂そのものがシャーマンであることを許容しているか否かの問題でもあります。

『いのちの源』を別の言葉に置き換えるなら、宇宙の根源的力、真理、グレートスピリット、創造主といった感じでしょうか。
シャーマンの主要な仕事は、ボディ、マインド、スピリットの分離、魂と心の分離による様々な傷や損失に苦しむ個人をサポートするだけでなく、人々全体にも行います。

人だけでなく、人の手がかかわっている大地や空間といった場所・物にも及びます。
儀式を執り行うという儀礼的な責任だけでなく、神聖なパワーによるヒーリング能力も持っています。

先述の通り、癒すことの喜びが痛みに勝るのであればシャーマンとしての使命を持っていると言えます。 癒すというのはシャーマンとしての仕事の一部ですが、それは一般的に知られる癒しのイメージとは異なる次元にも及びます。

社会においては、シャーマニズムにおけるメディスンだけでなく、エネルギーによる癒し、ボディワーク、天然石、音や踊りなど、病気や絶望感、邪悪なエネルギーを払うなどの仕事を行うために様々な方法を用いる。

シャーマンは常に主な病気の原因が「いのちの源からの分離」だと考えるからです。

もちろん彼らの使う術と知識はシャーマン自身が授かった叡智や開発した技術からもたらされます。よってシャーマンはあらゆる知識を携えた学者でもあると言えるでしょう。

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シャーマンは個人にだけでなく、コミュニティのための魂のドクターでもありました。
彼らは分離によって失われたり、不活性であったり奪われてしまったような状態に再び魂(ここでの魂は”大和魂”のようなソウルの意)やエネルギーを取り戻し、部族を活性したり、人々の心身の健康と社会が霊的健全性に向かうようにサポートしてきました。

またシャーマンは自分自身のエゴや、思い込みからの投影を排除し、霊的に自由であるように自らへもワークを行い、自らのあらゆる面に対して注意深くなり、自らを律します。
ジャッジやエネルギーの枯渇にも気を配り、偏った信念に振り回されないように努力を怠りません。
シャーマンの魂は常に、いのちある存在に希望を与え、世界の健全性のために宇宙全体へ傅くことをテーマとしているのです。

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ガイア・フェニックスでご提供している伝授講習の中で「シャーマン・アプレンティス」や「DPコミュニオン(ドラゴンフェニックス・コミュニケーター」はシャーマンのお仕事のうち危険の生じないレベルでシャーマン的な活動ができるようになります。

シャーマンの活動に興味があったり、シャーマンっぽいことをしていきたい方、存在自体が癒しになるということに興味のある方にオススメです。

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ガイア・フェニックスではシャーマン、エネルギーの錬金術などを扱っていますが、特にシャーマニズムに関してはアルカディアで主催するリトリートやクラフトワークショップその他諸々にも関連性があります。

代表である武川がネイティヴ・アメリカンの居留区でシャーマニズムを学んできたからだけでなく、数々の有名サイキッカーから「複数のシャーマンがメインガイド」「生来のシャーマン」「狼のヴィジョンがはっきりとでている」「ドラムの音が聞こえてくるようだ」「音、音楽を使ったことをする人」と告げられてきました。

2014年あたりからリトリートや夏至・冬至やイベントで依頼をいただいてのセレモニーを行なうようになりました。

生来のシャーマンとしてのみならず、かつて音楽業界にいた身として、音を取り扱っていくこともしていきたいと思っていて、「シャーマンドラムジャーニー」、「ドラムヒーリング」などもアルカディアで以前から行なっていましたが、今はリトリートでのみ。 今後はまた場所を借りたりして開催できたらと思っています。